アフリカゾウの涙とWILDAIDで#私は象牙を選ばないキャンペーンを公開!ハンコ500個で製作されたアニメーション「ハンコグラフ」

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2019.04.23 MEDIA NO IVORY GENERATION グローバルマーチ

ハンコグラフ HANKOGRAPH

新作パラパラアニメーション!500本と2600コマ、日本を代表するクリエーターたちによるゾウのハンコグラフの背景には?

THE HANKOGRAPH

 新作パラパラアニメーション!500本と2600コマ、日本を代表するクリエーターたちによるゾウのハンコグラフの背景には?

 

新作ハンコグラフ

 この度WILDAIDと認定NPO法人アフリカゾウの涙が、ユニークな動画を公開しました。GREYジャパンのクリエイティブディレクターの多賀谷昌徳氏とアカデミー賞ノミネートアニメーション作家の山村浩二氏率いるチームによって、500本のハンコを2600ページにひとコマずつ押印し、一枚ずつ撮影して制作されたアニメーションです。およそ2分の作品には、「NOTES ON MONSTROPEDIA怪物学抄」や「ぱれーど」など多くの代表作を描いてきた山村浩二氏ならではの可愛くて奇妙なユニークな画風と、「問題を問題で解決したい」からハンコにこだわる多賀谷氏の発想がコラボして半年かけて生まれた新作ハンコグラフ。音も話もテンポがよく、最後まで見たくなるような動画になりました。

 この動画はYOUTUBEで公開され、SNSや公共場所での関連ポスターなどを通して2019年4月より2020年に向けて配信していきます。 <ここから見れます>

 

「#私は象牙を選ばない」アートを通じてメッセージ

 今回はアフリカゾウが絶滅の危機にある中、世界では象牙がサステイナブルでないことを日本において理解を広めたく企画したプロジェクトです。メディアが分断され、情報が溢れる中、形を変えたメッセージを必要としていました。変わったことをして人の関心を引きたいという当キャンペーンの希望を理解して頂き、今回のクリエイティブチームが結成されました。GREYはグローバルに活躍する企業として、クリエーターたちは日本人として今回のプロジェクトの重要性を理解してくださり、クリエイティブを無償で提供、全面的に協力をしてれました。日本では80%の象牙が印鑑として消費されています。「知ること」+「象牙を選ばない」ということを目的にし、他の素材を選ぶだけで、グローバルパートナーシップに貢献し象の未来を前向きに変えられます。「#私は象牙を選ばない」というメッセージにはそのような主旨が込められています。また動画を見てすぐアクションにつなげられるように、ウェブサイトから署名に参加できるようになっています。

 

社会のインフルエンサーたちも応援

 ALL JAPANを目指しているこの 「#私は象牙を選ばない」ムーブメントは各業界のインフルエンサーにも応援して頂いています。アスリート、俳優、ニュースキャスター、芸術家、政界、大学教授、地域やビジネスリーダー、ジャーナリストやパラリンピックメダリスト、などジャンルを超えて広く応援して頂いており、継続して賛同者を募っています。

なぜ今

 象牙の国際取引が禁止されているとは裏腹に、アフリカゾウの密猟が今でも止まなく、その背景には違法取引、テロや犯罪組織の軍資金、汚職、貧困が問題視される複雑な象牙問題。違法取引を完全に絶ち国内取引をコントロールするのは困難なことから、2016年に開かれたワシントン条約締約国会議にて全会一致で世界中の国内取引を閉鎖していくことが決議され、既にアメリカ、中国、英国、フランスなど次々に禁止しています。またアフリカ29カ国は、アフリカゾウを生きた自然遺産として残したく、象牙を販売する日本に辞めることを求めています。東京オリパラを目前にSDGsに積極的に取り組む開催国として、象牙の問題と向き合うのはSDGs17の目標のうち4つに当てはまります。日本でも象牙の違法取引がここ数年で発覚しています。日本が唯一の象牙販売国になってしまう前に、日本も先進国としてグローバルムーブメントに賛同する必要があります。

 

「世界最後の最も大きな合法マーケットとして、日本が一刻も早く象牙の合法販売をやめ、グローバルコミュニティーに参加できることを祈っています。何千年も続く象牙取引がゾウの個体数を激減させてきた中、それは世界中が日本を称賛する瞬間になることでしょう。」- PETER KNIGHTS WILDAID 創立者・事務局長

 

「和楽器とは異なり、印鑑は象牙以外の材料がたくさんあります。日本の象牙のほとんどは何気なく印鑑として消費されている、この現状を変えて行くことが大きな一歩になります。」ー 山脇愛理 WILDAID JAPAN・認定NPO法人アフリカゾウの涙 共同代表

 

 WILDAIDとアフリカゾウの涙について

WILDAIDはサンフランシスコに本部を置き、世界12カ国を拠点に野生動物違法取引と密猟の撲滅に向けて、消費者の理解をバックポーンに野生動物製品の消費をなくしていく取り組みを行っている野生動物保全団体。ジャッキー・チェンやウィリアム王子など大勢の著名人がアンバサダーを務める。日本ではNPO法人アフリカゾウの涙をパートナーに取り組んでいる。www.wildaid.org

 

認定NPO法人アフリカゾウの涙は、日本とケニアを拠点にアフリカゾウの密猟阻止と象牙の消費をなくすことを目標に、二人のアフリカ育ちの日本人女性によって立ち上げられた団体。www.taelephants.org

 

ハンコグラフチーム

Animator/Director Koji YAMAMURA / YAMAMURA ANIMATION

Creative Director Masanori TAGAYA / GREY

Art Director Gaku TAKAI / GREY

Associate Account Director Meg FUKUDA / GREY

Accounts executive Shinnosuke OGURA / GREY

Director of Photography Senzo UENO

Producer Kentaro KINOSHITA / TYO MONSTER DINER

Campaign Producer Airi Yamawaki / Mt.MELVIL / WILDAID / TEARS OF THE AFRICAN ELEPHANT

Production Manager Seiya KONNO / TYO MONSTER DINER

Photographer Mitsuru NISHIMURA

Digital designer Maria TAKAOKA / Mt.MELVIL

Captions Translations Kennedy TAYLOR

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