10年後もアフリカゾウのいる世界を守りたい

毎年アフリカゾウの個体数のおよそ10%が密猟の犠牲になっており、このままでは10年で地球から野生のアフリカゾウがいなくなるとも言われています。この数は、15分に1頭殺されている計算になります。

その背景には、象牙消費国によって作られている象牙の需要、犯罪組織による密猟や違法取引、密猟から得た象牙を軍資金源とするテロ組織、野生動物と暮らす地元民の貧困、政府の根強い汚職など、その理由は複雑に絡みあっています。同様の違法取引の仕組みで、サイやライオンなど、アフリカの野生動物の命が次々に脅かされています。私たち特定非営利活動法人アフリカゾウの涙(Tears of the African Elephant)は10年後の地球に、野生のアフリカゾウを残せるように、野生動物と人間の共存を目指して活動をしています。

特定非営利活動法人アフリカゾウの涙はアフリカゾウを絶対に絶滅させたくない!と心に決めた2人のアフリカ育ちの日本人女性によって始められました。母親でもある2人は自分の子供たちに野生動物の本来の美しい姿のまま残したく、またその大切さを知ってもらいたく、活動を開始しました。ケニアで代表を務める滝田明日香はマサイマラ動物保護区に勤務する獣医、そして日本で代表を務める山脇愛理は幼少期から近年まで南アフリカに住み、動物学を経て野生動物を取材してきました。アフリカと野生動物に長年携わる2人だからこそ、やらなくてはならないと使命を感じています。

2人で始めた活動は、多くのご協力者があって今日の形に至ります。
日本人だからできる、日本にいてもできる、アフリカから離れていても貢献できる、野生動物と関わったことがなくても貢献できる、それが私たちのスタイルです。

みなさんひとりひとりの力でアフリカゾウの涙は支えられています。
是非私たちの活動を支援してください。

私たちの活動は大きく以下に分類されます。

アフリカゾウを守る

[ドッグユニットに対するサポート]

 

ドッグユニットとは密猟者を追跡する追跡犬たちと、隠された銃器や象牙を探し出す探知犬たちと、そのハンドラーたちによって構成されているチームです。アフリカゾウの涙では2013年にマサイマラにアメリカで訓練を受けた探知犬2頭(ゲイジとガーヴィー)を提供しました。ゲイジとガーヴィーは今でも立派に滝田率いる密猟阻止ユニットの一員として活躍しています。アフリカゾウの涙では、ゲイジとガーヴィーとハンドラーたちが活躍し続けられるようにサポートしています。

例えば、1日300円のサポートで探知犬1頭の一日分の食事になります。

アフリカゾウと森とマサイの共存を目指す

[養蜂プロジェクト]

 

動物を密猟から守るためには、その動物の横に武装したレンジャーを置くことでは守れません。また、私たちだけで守ることもできなく、野生動物と同じ土地で生活する地元の人々の協力は必要不可欠です。しかし野生動物保護区付近の村やゾウの移動ルート付近にある村の畑は、ゾウの群れによって1年の収穫が一晩で食い荒らされるなど、村人にとって、深刻な問題になっていて、ゾウは害獣とみなされています。そこでゾウの「ミツバチを本能的に嫌がる性質」を利用し、蜂箱をフェンスに使うプロジェクトを立ち上げました。ゾウによる作物被害を防ぎ、はちみつ収穫から現金収入も得られ、村人の生活向上にもつながります。同時に森の伐採被害が減ることを期待できます。

たとえば、1日100円の寄付が一年あれは、養蜂箱を新たに2つ設置することができます。

象牙を必要としない世代を育てる

NO IVORY GENERATIONプロジェクト

アフリカゾウの涙では、アフリカゾウの魅力や生態系での役割、自然の大切さを子供達に伝え、野生動物を脅かす社会問題を一緒に考える機会を作り、象牙を必要としない世代作りを目指しています。そのために次の活動を行っています。

     「牙なしゾウのレマ」絵本プロジェクト

 

 ひとりでも多くの子供達に象牙はゾウだけのものであることを伝えていくために、実在するアフリカゾウを主人公とした絵本を2015年に出版しました。今はこれを全国の小学校に届ける活動をしています。

たとえば1日100円の寄付が1年あれば、10校の小学校に絵本を送ることができます。

② スクールセミナー

 

 ひとりでも多くの子供達に、野生動物の魅力やアフリカのことを知ってもらうために、学校に出向いて授業を行っています。ゾウの行動やコミュニケーションがどんなことを表しているか?ゾウはどんな役割を持っているのか?私たちとどんな関係を持っているのか?アフリカで野生動物と共に働くってどんな感じなのか?楽しく真剣に一緒に野生動物と自然について考える授業です。

サイを守る

[サイプロジェクト]

「ワシントン条約」では現存する5種のサイはすべて最も規制の厳しい「附属書Ⅰ」に分類され、学術研究と繁殖の目的以外での取引は禁じられています。

このようにサイの絶滅が危惧される状況になった主な原因は、人間による生息地の破壊と角をねらった密猟です。特に古くから中国やベトナムでは、サイ角に薬効があると信じられておりその粉を使った漢方薬が珍重されてきました。闇価格は角1kgあたり最高10万ドルとも言われ、ゴールドやダイヤモンドよりもはるかに高値です。しかし実際にはサイ角の主成分は、人間の爪や毛髪と同じケラチンというタンパク質で、科学的には薬効は一切なく、効能は迷信に過ぎません。

迷信に過ぎない効能のためにサイは密猟され、現在は平均1日3頭のサイが殺される計算です。

もし、密猟がこのペースで増加し続けたら、10年から20年のうちにサイが本当に絶滅するのではないか、という予測さえあります。

 

私たちは正しい知識をひろめ、サイを守りたいと考えています。

これらの活動を通じて、私たちはアフリカと日本の架け橋となり、人と動物が共存できる世界を残そうとしています。   私たちの活動を是非支援してください